商品を説明するときには
実際の価格以上にある価値を伝えることに気をつけていたよ。
例えば住宅の天井の説明の場合、
その天井の裏に木の桟の説明。
通常だと、天井の板を支えたり、照明器具がぶらさがったりする程度の強さで十分です。
それを、建物の構造材として使えるものを入れている。
その上を人が歩くこともできる。
床を敷けば部屋にだってすることができる。
そんな素材を使っていることを説明していたよ。
なんでそんなにも大きな材料を入れるのか?
かえって無駄じゃないのか?
と思われがちだけど、
これには訳があって、
将来の可変性は家にとってはとても大事な性能なんだ。
後々、壁を立てようとしたとき
天井裏のこの桟にビスを打ち込んで固定するんだ。
この桟が無いと、壁を立てるために、天井をめくって補強を入れる工事が必要になるからね。
未来の家族が住むときにも自由に間取りを変えられる構造を
最初から持たせているのは、それだけ長く使える、長く住んでもらえる家をメアしているから。
価格以上に未来までを考えて作っている。
価格以上の価値を持った家。
そこを丁寧に説明していたんだ。